もう1度

2008/01/20

やっと、動きだした。
去年、前半、あまりに忙しかったせいか
途中でぱたっと力つきてしまった。
そんなこと、はじめて。
6月に『Alohaを見つけに』の原稿をわたし
何度かやりとりをしたあと
本の原稿が1行も書けなくなった。
連載はできるのだけれど、本にむかうことができない。
わたしの中では、連載と本は、ちがう場所にある。
紹介してもらったボディワークの先生からは休むように言われ
ホメオパシーの先生からも「ゆっくりしたほうがいい」と言われた。
ほんとうは、すぐにでも休めばよかったのだけれど
8月にラジオに何本かでることになり
そこで、すこし、ムリをした。
でも、それが終わり、そのあとは連載だけを書いていた。
『天然生活』もアフタヌーンティーのコラムもやっていて楽しい。
だから、書けたのだと思う。
その間、わたしがやったのは、
ホームページを立ち上げることとイベントの準備。
「このまま本が書けなくなるかもしれない」と何度も思った。
最初は、こわかったけれど
(なんと言っても、そんなことはじめてなので)
途中から「そうなったら、それで仕方ない」と思うようになった。
待つしかない。
旅行に行く気力もなかった。
3か月で元にもどるか、半年かかるか、もっと先か・・・・・。
それが、すこしずつ回復してきたのが「Aloha day」が決まってから。
遠山こずえさんが「やりましょう」と言ってくださったこと。
アノニマ・スタジオでできたこと。
何人もの方が、協力してくれたこと。
そんなことがあり、すこし、動いた。
ホームページにもメッセージがとどき、
「また、書けるかな・・・・・」と思った。
パタゴニアのイベントに行き、
ともだちと話し、夫にいろいろ聞いてもらった。
そして、年が明けた。
やっと、つぎの本が書けそう。
と、言うか、書きたいと思うようになった。
以前のようには、まだ、なっていないけれど
それでも、自分から動けるようになった。
考えられるようになった。
本にむき合えなくなってから、本屋さんにも行っていない。
先週、ひさしぶりにブックファーストに行き
ちょっとくらくらしながら(あまりにも本が多くて)棚をめぐった。
「やっぱり、本がすき」と思った。
こどものころ図書館に行ってどきどきしたこと。
本を買ってもらってうれしかったこと。
はじめてアルバイトをしたちいさな絵本屋さん。
青山ブックセンターができ、通っていた日々。
そこには、いつも「すき」という気持ちがあった。
本が書けなくなったのは、
昨年、大勢の人と仕事をして疲れてしまったから。
いつものリズムでできなかった。
ちがうところを見ている人たちに囲まれていた。
それに対応する準備が、自分のなかにできていなかった。
いまは、以前から、やりたいと考えていた企画が
すこしずつはじまり、それにむけて体と気持ちをシフトさせている。
2月、3月は、そのことに集中する。
3月には、また、イベントもやる。
前にも書いたけれど、映画の上映会。
「つたえたいことを、つたえたい人に」。
やりはじめた場所に戻る。
わたしにとって、本を書くことは、
仕事でもあるけれど、別の意味も持っている。
多分、それがなければ、ほんとうにうまく生きていけない。
それくらい自分のなかに欠落した部分がある。
だから、書きたいと思うようになれたことが、うれしい。
新しい本は、夏になると思う。
もう1度、書けること、そのことに感謝して・・・・・。

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