新しい選択

2011/04/12

あの日から様々なことが変わった。
自分自身の気持ちも、スタンスも変わり、もう元にはもどらないと思う。
周りも変わりはじめた。新しい場所へ行く人、新しい動きをする人。
あの日「変わってしまう」ことを直感で理解した人は、止まることなく動きつづけている。
coyaがクローズすることになった。
葉山で暮らしはじめ、トランジションに関わるようになり
そのなかで、きこちゃんとご主人のじゅん君と知り合った。
原子力発電のことについて、まっすぐ向き合い、対応してきたふたり。
ちいさなこどもを育てながら、お店に携わりながら、自分たちの信じる方へ走っているふたりは
葉山暮らしのなかで、わたしにとっていつしか大きなものになっていた。
原子力のことだけではない。農薬のことも、TPPのことも、目をそむけずにいた。
ミーティングがあれば、場所を提供してくれ、遅くまでつきあってくれた。
ごはんを出してくれることもあった。
そのふたりが、大事にしていたcoyaを閉め、新しいことをはじめることにした。
「生産者になろうと思う」という言葉を聞いたとき
なんて、ふたりらしいんだろう、と思った。
新しい場所で、新しいことをはじめる。それもやったことがないことを。
遠くに行ってしまうことはとても残念だけれど、
それでも、その「らしさ」は、
「きっとうまくいく」という流れにつづいていると思った。
何を選んで生きていくかはその人の決めることだ。
歩んできた人生の先に、いまの選択がある。
きこちゃんたちは、それを見せてくれている。
明日、明後日は、coyaのフリーマーケット。
すべてを手放し、4人は新しい場所へ行く。

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