不思議な歯医者さん

2011/01/05

年末から歯の神経が痛みだし、年始は動かず、ほとんど食べない生活をしていた。
「年明け早々」という気もするけれど
玄米がゆと玄米クリーム、玄米餅のお雑煮の食事は、半断食のようで案外よかった。
いままでだったら痛みがでたら、すぐ、休日にやっている歯医者さんに飛びこんでいた。
そこで歯をけずり、場合によっては神経をとり、と、そんな治療を受けていた。
でも、今回は痛み止めを何十年かぶりに飲み、経過を見守ることにした。
そして、今日やっと、通っている歯医者さんに行った。
歯医者さんは目黒にある。昨年の夏から通い出した。
ふつうの歯医者さんとは、考え方も、治療方法もまったくちがう。
歯医者さんは、葉山のともだちが教えてくれた。
行くと先生はまず背中に手を当てる。
何のためにしているのか、直接、確かめたことはないのだけれど、
ともだちと、歯医者さんの受付の人が言うには「体の声を聞いている」らしい。
そのあと、おなかに手を当てることもあれば、頭蓋骨をさわることもある。
1度は、スネに指先を当てていた。
不思議なことに先生が手を当てると、気がすっと通る感覚がある。
紫のひかりが見えることもある。
そして、充分に体の声を聞いたあと、すこしだけ歯をけずる。
けずると言ってもセラミックでできた人工の歯だけを。
歯はまいにち動いている。体調に合わせ、噛み合わせに合わせ、体に負担がないように。
でも、人工の歯をいれるとそこは動かない。すると上下、左右の歯が悪くなる。
先生は、そう考えている。
今日はかなりの痛みだったので、レントゲンを撮ったあと
もしかしたら神経をとられるかもしれないと覚悟して行った。
けれど、そういうことは一切なく、いつもより念入りにかみ合わせを調整してくれた。
それまで痛みで噛むことができなかった歯が、その調整で噛めるようになった。
体の力を信じていきたい。
だから、ほとんどクスリは飲まないし、病院にも行かない。
風邪をひいたとしても、それは風邪をひく理由があるからだと思っている。
熱を出すことで体がリセットすることもあれば、大きな病気にならない場合もある。
いまの先生をともだちが教えてくれたとき
「歯医者さんでもそういう先生がいるんだ」と、うれしくなった。
西洋医学が必要なときもある。クスリで助かる人もたくさんいる。(今回、痛み止めを飲んだし)
外科手術や救急も大切な治療法だと思う。
正解、不正解はない。
自分に合っているか、そのとき何を望んでいるか、なのだと思う。
この歯医者さんに通いだして、大きく変わったことがある。
自分でも信じられないのだけれど、歯医者さんに通うのがたのしい。
体は正直だ。

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