花を持って

2010/02/09

大地を守る会に菊川慶子さんのお話を聞きに行った。
菊川さんは再処理工場から直線距離で6キロのところに住んでいる。
『六ヶ所村ラプソディ』にも出ていて、わたしは映画で菊川さんのことを知った。
核燃料(原子力)にたよらない暮らしをしたいと自宅でチューリップ農園を開いている。
今回、わたしは、この会に行ったのは菊川さんに会うため。
ひとりでも多くの人が参加することが、菊川さんの力になってくれるかもしれない。そう思って。
勝手な思いだけれど、わたしがだれかにそうしてもらえらたら、うれしいから。
菊川さんは、表立って反対する人がもうほとんどいない六ヶ所村で反対の意思を貫いている。
お会いして感じたけれど、ほんとうに物静かな女性だった。
その人がこんなふうに人前で話をしなければならないと思うまでにした
再処理工場の存在の大きさを感じた。
菊川さんは、再処理工場が建つとき、女性たちで花をもって抗議したそう。
建設予定地の前にも花を置いて・・・・・。
工場の車は、その花をよけて通って行っていたらしい。
みんな、こころのなかには、あたたかいものが流れている。
そんななか、やはり、現地に暮らす人からしか聞けない話もあった。
たとえば、ウラン濃縮工場の近くに学校の給食センターがあり
そこでこどもたちの給食を作っているということ。
いまは、また、その近くに小学校を建設中ということ。
「原子力は危なくない」という前提で動いているから、そんなことになってしまう。
核を受け入れるということは、そういうことなんだ、と思った。
再処理工場だけではなく、関連施設もたくさんあるということ。
菊川さんは、六ヶ所村で育ち、大人になり東京で暮らしていた。
自分の生まれた場所を大切にしたいという思いに駆られ、
再処理工場が建設されることを知っていたのに六ヶ所村にもどった。
住む場所を選ぶことができるのに・・・・・。
菊川さんのチューリップ農園には、原子力関係で働く人もおとずれるらしい。
奥さんに・・・・・とチューリップを持って帰る人もいるそう。
花には、そういう力がある。反対、賛成を超えた何か。
花を見て「きれい」と感じる気持ちは、いっしょ。
会場には、ミキさんも、京子さん一家もいた。
かなさんのステッカーも手元にあったものがすべて飛び立っていった。
離れていても、おなじ思いをもっている人がいると思うだけで力になる。
菊川さんの力になれればと思って行ったけれど、反対にわたしが元気をもらった。
会えてよかった。

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