きこえるシンポジウム

2009/12/26

代官山のチョロンで行われた「きこえるシンポジウム」に参加した。
会場には、たくさんの女の子。お客さんやスタッフで70〜80人ぐらいの人が集まっていた。
HARQUAのふたりの歌でスータト。とても気持ちのいい声。朗らかなひびき。
トークは、ライブとライブの間にあった。
今回は編集者の山村光春さんが進行ではいってくれていたので「おまかせ」と決めていた。
山村さんと知り合ったのは、11年前のこと。
当時、山村さんは、oliveでライターをしていた。いまは、スーパー編集者。
山村さんは、話がうまくて、おもしろいので、おまかせできる。
トークは、日ごろやっていることから、エネルギーの話に進み
最終的には、原子力発電のことなどを話した。
最近、すこしだけ、気持ちの変化があった。そのことについても。
きっかけは、NHKBSで『原発解体』という番組を見たこと。
原子力発電所の建造物の寿命は、50年ほどと考えられている。
日本でも、最初に造られた原子力発電所が、解体される時期にきている。
番組を見てはじめて知ったのは、原子力発電所は解体することを前提に造られていないということ。
そのため、解体するのがとてむずかしい。造ることだけに意識がいっていた。
なかには、設計図、図面がすべて残っていないものもあり、
予測をしながら解体しなければならないものもある。
それは、日本に限ったことではなく、海外でもそうだ。
現場で解体する人たちは、大変な思いをしている。
防護服を着て(うすっぺらいものに見えます)、体に安全な時間内に作業を終わらすため
慎重に、でも、迅速に作業をしている。
図面とちがった箇所があり、その度に、作業は止まる。
高レベルの放射能のなかでの作業は、肉体的にも精神的にも過酷なものだった。
この番組を見て、現場の人のつらさを知った。
会社の上の人たちは安全な場所にいる。わたしも安全な場所にいる。官僚の人も。
考えや主張はちがうけれど「安全」ということには変わりがない。
でも、安全でない場所で作業している人たちは、原子力がいいわるいは関係なく、しなければならない。
声を上げられない人たち、危険な場所にいる人たちは、どちらの側にもいる。
せつなく、つらく、悲しくなった。
この番組を見たのは、秋だったのだけれど、どう表現していいかわからなかった。
それが『いのちをいただく』と出合い、自分のなかでふたつがつながった。
わたしたちは「支えられている」ということ。
話が、どれだけつたわったかわからない。
わたしも話しながら、何をつたえたいのか、わからないところもあった。
いまは興味がなくても、お母さんになったとき、つたわるかもしれない。
あるとき急につたわるかもしれない。
自分で自分につたえたい何かがあるのかもしれない。
当日は、仙台のかなさんが作っているステッカー「STOP SAISHORI」も持って行った。
ステッカーは1枚300円。売り上げは、すべて寄付される。
昨日は、8人の人が手にとってくれた(寄付してくれた)。
かなさんから「原子力反対のイベントでもないのに8枚も手にとってくれたなんてすごい」
とメールがきた。
HARQUAの歌は、きらきらしていた。
最後はあかりを消して、ロウソクのひかりのなか歌った。
あたたかなクリスマス・イブ。これも贈り物。声をかけてくれて、ありがとう。
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当日の様子は、HARCOのサイトで紹介されています。
http://ameblo.jp/harconote/day-20091226.html
http://www.quinka.info/?eid=1245016#sequel

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