いのちをいただく

2009/12/08

フリーランスの編集者Oさんが本を送ってくれた。
夫が先に読み「いい本だったよ」と教えてくれた。
今朝、起きて、お茶を飲みながらページをめくった。『いのちをいただく』という本。
食肉加工センターにお勤めしている坂本さんのお話。
とてもとてもいい本だった。
深く深く息をしながら読んだ。鼻の奥がツンとした。胸がいっぱいになった。
わたしたちは、何かの生命を食べないと生きていけない。
食べ物は、生命でできている。
でも、いまは、生命だという意識がとてもうすい。
残念なことだし、悲しいことだし、怖いことだと思う。
食べ物の基準が「おいしい」か「かんたん」になればなるほど
そこにあった生命がうすまっていく。
きれいに(かわいく)パッケージされ、ぴかぴかになればなるほど、生命から遠くなっていく。
『いのちをいただく』は、生命のこと、食べ物のこと、生活、仕事
「生きていくことすべて」が、1冊になった本。
生活と仕事。生きていくには、食べ物とおなじように切りはなせない。
本がとどく前日、食べ物についてのエッセイを書き、担当の編集の人に送ったところだった。
書きながら思っていたことは『いのちをいただく』と同じだった。
本の内容は書かないけれど(ぜひ読んでみてください)帯の文章を抜粋します。
「想像してみてください。
 食卓に並べられたその肉に、野菜に、輝く命があったことを」
この本が、わたしのところにきてくれたことに感謝した。
ありがとう。
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『いのちをいただく』西日本新聞社

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