お試しワールドカフェ

2009/11/29

パタゴニア渋谷店でワールドカフェ(話し合いの方法)の練習を夫がやるというので参加した。
7時に葉山を出発。かごのなかには、穀物コーヒーと木のひげのお菓子。
到着したらお店の入口には、落ち葉をくりぬいたNさん作・world cafe のプレート。
そして、9時スタート。
ワールドカフェは、少人数制の話し合いの方法。
たくさんの人がいると気後れして話せないときがあるけれど、少人数制なので気楽に話せる。
いろいろな意見がでて、聞けて、たのしく、刺激になる。
プラス、お茶とお菓子がつくので「カフェ」という名前がついている。(のだと思う)
わたしがいたテーブルは「環境問題をつたえる」というテーマ。
家族、友人、そのほかの人たちへ、つたえるむずかしさ、とまどい、挫折(?)
どういう方法にするのがいいかなど、それぞれの思いを話し、聞いた。
言葉にはしないで、マイバック、マイ箸を使っていたら、両親が使いだした人もいれば
おばあちゃんと買い物をしていた3歳の女の子がレジで「袋いりません」と言い
おばあちゃんの意識が変わったなどの話がでた。おもしろい。
いくつも聞いた話のなかで、昨日、1番、印象に残ったのは、マネージャーのIさんの話だった。
パタゴニアに来るお客さんは、必要だから製品を買う人もいれば、
パタゴニアのものがすきで買い物に来る人もいる。
後者の人が買いにきたときの話。
そのお客さんは、新シーズンの商品を買おうとお店へ来たらしい。
そのとき、接客したスタッフは、お客さんに対し
「似ているものをすでに持っているはずだから買わなくてもいいのではないですか」
と買うのを止めたそう。
それを知ったIさんは、そのことを「いいことだと思った」と話してくれた。
ムダなものを買わない。資源を大切にする。パタゴニアの精神に照らせば、その通りだから。
いま、世の中は景気が悪く、みんな「どうすれば売れるか」を考えている。
景気がいいときは「もっと、売れるように」と考えていた。
どちらも「売る」ことに重きをおいている。
消費させること、たくさん買わせることに意識が向いている。
その流れのなかにいたら、買う気でいる人にむかって
「買わないほうがいいですよ」とは言わないだろう。
そして、上司も、そんなことを言ったスタッフがいたら注意するだろう。
けれど、パタゴニアでは、それがゆるされるし、むしろ、評価される。
世の中と反対のことをしている。すごいなあ。
パタゴニアの人たちと話していると
企業としておどろかされることが度々あるけれど昨日もそうだった。
パタゴニアの例を「理想と現実はちがう」と言う人もいると思う。
でも、それでちゃんと成り立っている。
そうできるためには、どうするか、ということにむき合っているからだろう。
買ったものをいれる袋もデポジット制を取り入れている。
袋がない人には100円で袋をわたし、持って来てくれたら100円もどすというシステム。
なかには「そこら辺にある袋でいいからいれて」というお客さんもいるらしい。
でも、スタッフは、根気よく説明して、納得してもらうそう。
売る、買うという関係だけではない何かがパタゴニアにはある。
いつも感じるけれど、パタゴニアの人たちといると、気持ちがまっすぐになる。
まわりにいる人がどんな人か、とても大切だということがわかる。
その人たちの言葉、行動に、影響されることは大きい。
「仕事としてより、人としてどうか・・・・そういうことが大事なんです」とも言っていた。
朝早くのワールドカフェ練習だったけれど、参加してよかった。
葉山のともだちも来てくれた。東京の夫の知り合いも参加してくれた。
パタゴニアでは、シフトがお休みの人もわざわざ出て来て加わった。
夫は、自分の意志で、昨日の会をやったみたい。
パタゴニアのKさんと打ち合わせして、穀物コーヒーとお菓子を用意して、パタゴニアへ行った。
もちろん、仕事ではなく。
その姿を見て、わたしも影響されていると思った。

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