りんごとミツバチ

2009/07/05

昨日、今日と横浜でグリーンEXPOが行われている。
昨日は『奇跡のりんご』の木村秋則さんのお話があるので行った。
木村さん、すごい人気。当日、キャンセル待ちの人も含め、立ち見もでていた。
木村さん関係の商品は、完売。りんごは、3年待ちだとか!
木村さんのお話は、こころに響いた。
元々、アメリカ式農業をめざしていたこと。それが、無農薬無肥料に移っていったこと。
数々の苦労。うれしかったこと。そんなことをゆっくりゆっくり話してくれた。
話を聞きながら泣いている人もいた。わたしも、すこし涙がでた。
りんごが実らず、お金がなくて田んぼを手放したこと。
ちいさなりんごがやっと実り、家族でひと口ずつ分け合って食べたこと。
話しながら、木村さんも泣いていた。
「わたしはりんごを作っているのではなく、りんごのお手伝いをしているんです。
わたしの体にはりんごは実りません。実をつけてくれるのは、りんごです」
木村さんは、そう言っていた。
木村さんのお話のあとは、養蜂家・藤原誠太さんのお話。
ハワイ島でミツバチの取材をしてから、ミツバチに興味がある。
ここ数年、ミツバチがいなくなっていることもあり、聞きたいと思っていた。
ミツバチがいなくなっているのは、ストレスや病気、農薬、と原因は特定されていない。
テレビでも、新聞でも、そんなあつかい。
でも、藤原さんは、きっぱり「農薬です」と言っていた。有機リン系のネオニコチノイド。
日本では、大正時代から養蜂がはじまったそう。
でも、いまのようにミツバチが大量死、消えてしまうようなことは、その間、なかったと言っていた。
ネオニコチノイドは、ミツバチの神経をこわし、巣箱に帰れなくするため
「消えてしまう」という現象が起こっているということだった。
アメリカでミツバチがいなくなっているのは知っていたけれど
日本でもおなじことがほとんどの県で起きていることを昨日、知った。
藤原さんのところでも、数年前、2キロ先の田んぼでネオニコチノイドがまかれ
被害に遭った。(藤原さんは、日本ではじめてそのことで裁判を起こしたそうです)
ハワイ島でリチャードさんから、ミツバチは身を守るとき以外ほとんど刺さないと教えてもらった。
藤原さんも、昨日、そう言っていた。
でも、町ではきらわれ、駆除され、山に追いこまれていく。
ハチがいなくなったせいで、町では、ほかの害虫が増え、殺虫剤をまく。
ハチの世界は、ひとつの巣箱で成り立っている。
ミツバチ1匹、1匹は、細胞のようなもので、巣がひとつの生命体という考えができるらしい。
それは、地球にあてはまるのかもしれない・・・・・・。
わたしたち人も、ほかの生き物も、地球のひとつ、ひとつの細胞。
最近、多分、そうなんだろうなと思っている。
http://www.nihon-bachi.org/

page top
© hirose yuko All rights reserved.